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4月の「会長のひとこと」をup(更新)しました!

会長のひとこと

(令和5年4月26日)

 先日(4月23日)、北町自治会の総会が開催されました。

 令和4年度の事業報告、決算報告、令和5年度の役員選任(案)、事業計画(案)、予算(案)、これに加えて、自治会規約の改正(案)が審議、決議(承認)されました。

 会長として、ほっとしています。

 

 詳しい内容はホームページに掲載されていますのでご覧ください。また、5月の回覧板で皆さんにお伝えします。

 

 私は、今年度、会長として3年目を迎えます。副会長としての5年間および会長としての2年間で、地域の課題について、様々なことがわかってきました。今年度は、この課題に一つずつ取り組んでいこうと思っています。

 

 少々古い話ですが、1月17日付の読売新聞に「中学生の自治会役員誕生」という記事が掲載されていました。「横浜市の、とある自治会で市内最年少と思われる自治会役員が活躍している」という記事です。

 

 横浜市内のマンション「ブリリアシティ横浜磯子」の鈴木梨里子さん(14)です。

 記事にはこう書かれています。

 

 「鈴木さんが自治会に興味を持ったのは小学5年の時。夏祭りの出店を手伝った際、役員の大人が楽しそうで、やってみたくなったという。役員に年齢制限がないことを知り、『いつかは』と心に決めた。

中学校生活に慣れた2022年2月に立候補、5月に選任された。両親には「中学生として、勉強など、やるべきことができるのなら」と背中を押された。2期連続で自治会長を務める田形勇輔さん(42)は、『中学生の役員にどんな役割を与えたらいいか、最初は悩んだ。』と明かす。

 

 13棟からなる大規模マンションに入居するのは約1230世帯。今年度の役員18人の中心は30~70代の男性だが、鈴木さんは役員会で、防災訓練や小学生の下校の見守りなどについて肩を並べて議論する。『大人の中で意見を言って良いのか迷ったけれど、みなさんが意見を聞いてくれたことで、物おじせずに発言できるようになりました』

 

 友人からは、『おじさんと活動して大変じゃない?本当に楽しい?』『役員会とか眠そう』などと言われるが、『学校にはない刺激がある』と意に介さない。コロナ禍で学校行事を体験できなかった分、学ぶことは多い。

 昨秋は、住民がダンスを披露する自治会主催の音楽イベントで、事前準備から当日の司会まで担った。参加者からお礼を言われ、やりがいを感じたという。

 

 鈴木さんの姿に誘発され、大学生や小学生の住民が次期役員を希望するなど、若い世代の参画も広がってきた。

 鈴木さんの任期は2年。任期満了後も役員を続投したいといい、『この街が大好き。この街にもっと愛着を持ってもらえるよう、今後も頑張る』と意気込んでいる」

 

 記事は、こう締めくくっています。

 「自治会役員は大人が担うものと思い込んでいただけに、鈴木さんの行動や考え方に感銘を受けた。若い世代が積極的に関わることで、地域に活力が生まれる。多様性のある自治会が、令和の社会に広がっていくことを期待したい」

 

 神大寺北町には約1200世帯の方が居住しています。

 しかし、残念ながら、自治会に加入されている方は500世帯弱です。今年度は、この課題に取り組もうと考えています。

 自治会は、閉鎖的で硬直的、そもそも若い世代には、何をやっている団体かよくわからず、嫌な役を押しつけられるという印象が強いのではないでしょうか?

 しかし、一方では、地域に参加できる場や仲間がほしいと考える若い世代は少なくないと思います。

 

 加入率が低下し、役員の担い手が不足する中では、自治会の運営は活動のスリム化、効率化が必要と考えます。防災や祭りなど自治会の核となる活動を決める。その上で、一部の住民しか参加しない活動は有志が運営するなど、めりはりをつけ、地域住民から必要とされる、新しい、自治会の形を摸索する時期に来ている。

 新年度をスタートするにあたり、こう思います。

 

                                          高 須  保

 

 

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