会長のひとこと
(令和5年9月10日)
北町自治会では、毎年、敬老の日に合わせて、70歳(古希)、77歳(喜寿)、80歳(傘寿)、88歳(米寿)になられる方および89歳以上の方にお祝いをお贈りしています。
70歳、75歳、80歳、88歳の方には、郵便局の「敬老の日ギフト」を利用してプレゼントをお送りし、89歳以上の方には、藤乃さんに紅白饅頭を注文して、敬老の日(18日)に、会長と民生委員でお届けします。
今年は70歳の方が10名、75歳の方が11名、80歳の方が4名、88歳の方が6名、89歳以上の方が14名です。皆様がこれからもお元気で過ごされるようお祈りします。
少し古い統計ですが、私の手元に、次の数字があります。
「我が国において、総人口は2021年10月1日現在1億2,550人であり、そのうち、65歳以上人口は3,621万人、総人口に占める割合(いわゆる高齢化率)は29.9%。今後ますます高齢化が進展することが予想され、一方で、我が国の平均寿命は、2020年には男性81.56歳、女性87.71歳と、前年に比べて上回っており、2022年には男性84.95歳、女性91.35歳となり、女性は90歳を超える長寿国家になる」と見込まれています。
最近、私が関心を持っているものに「ジェントロジー」という学問があります。
人口の高齢化に伴って起きてきた種々の変化や問題を解決するために、生物学、医学、心理学、経済学、社会学、建築学などの自然科学と社会科学の関連した科学の協力によってできた総合科学です。加齢に伴う心身の変化を研究し、高齢社会における個人と社会の様々な課題を解決することを目的とした、加齢・高齢化を科学する学際的な学問です。
一つは、個人がより長生きしていくために知っておくべき「長寿時代(人生100年時代)のライフデザイン」に関わる知識と情報であり、もう一つは、社会が持続的に発展していくための「超高齢化社会のデザイン」に関わる知識と情報です。
難しいことを書きましたが、要は、我々一人一人が、自分が高齢化していく中でどうやって生きていくかということと、高齢者に対して社会がそれをどうサポートしていくかということです。
北町では、3年前に、役員会の中に、「支え愛」部会という専門の集まりを立ち上げました。地域社会の中での高齢者の支援について考える集りです。民生委員を中心に、役員数人で構成しています。
毎月1回集まり、話し合いをします。その中で、何か支援をした方がいいと思われる方法が見つかった場合に、フォローすることにしています。
自治会でできることは限られていますが、これからも地道な活動を続けていきたいと考えています。
高 須 保
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